ノートの取り方:七つの方法と、それぞれが効く場面

アンドリュー
2026年9月3日
Andrew Chief
TaskNote の発案者であり開発の中心

最良の記録法というものはなく、いましていることに合う方法があるだけです。七つ挙げ、それぞれの得意と、崩れる場所を書きます。

私はノートアプリを作っています。だから自分のノートと格闘する人をよく見ます。型はたいてい同じです。問題はアプリではなく、方法のほうにあります。

多くの人は方法を選んだことがありません。白い画面を開き、会議が終わるまで打ち込み、二度と見ません。それは記録ではなく、手間を増やした書き写しです。方法とは、何を書き留め、あとでどう見つけるかを前もって決めておくことにすぎません。

以下は実務との衝突を生き延びた七つです。それぞれ、どこで崩れるかを書きました。輝く場所より、そちらのほうが大事だからです。

アプリより方法のほうが効く理由

数か月に一度、ノートの問題がついに解決したと聞かされます。全部を新しい道具に移した、と。六週間後、新しい道具には古い道具と同じ、切り分けのない山が積まれています。引っ越しは、何を書くかも、いつ戻るかも変えなかったからです。アプリはノートの置き場所を変えます。方法は中身を変えます。

方法は、お金を払う価値のある二つのことをします。何を書くかを前もって決めるので、会議では打ち込む代わりに聞いていられます。そして、どう戻るかを前もって決めます。この二つ目をほとんどの人が飛ばします。価値の大半はこの二つの決定にあり、道具はそのあとの細部です。

コーネル式のノートの取り方

コーネル式は紙面を三つに分けます。左の細い列に手がかり、右の広い列に記録そのもの、下の帯にまとめ。聞いている間は右に書きます。あとで戻り、左に問いや語を置き、下に二、三文を書きます。

本当の作業はその二度目にあります。手がかりの列を埋めるには、その塊が何の話だったかを決めねばならず、まとめは全体に要点があったのかを答えさせます。二度と見ないノートは何も教えません。コーネル式は見直しを型の中に組み込んでいます。

講義、研修、試験のあるものすべてに強い。右を隠して手がかりを読めば、意図せず暗記カードができています。

崩れる場所:慌ただしい会議。この型は、あとで静かな時間があることを前提にします。通話が続く日ではその二度目が訪れず、立派な枠の中の普通のノートだけが残ります。

覚え始めの人へ実際的な注意を一つ。手がかりの列は、記録の短縮版を置く場所ではありません。記録が答えている問いを置く場所です。「一九〇七年恐慌の三つの原因」は手がかりです。「一九〇七年恐慌、原因」は見出しであり、見出しは何も問いません。

アウトライン法

字下げで何が何に属すかを示します。主題は左端、支える点は一段内、細部はもう一段。名前を知らずに多くの人がすでに使っている方法です。

題材にすでに構造があり、話し手がそれに沿うときに働きます。文書化された手順、よくできた発表、章のある本。

崩れる場所:話し手が飛ぶとき。途中で階層を書き直すか、三段上に属すはずの項目を宙に浮かせることになります。

マッピング法

中心に主題を置き、外へ枝を伸ばします。関連する考えが列ではなく互いにぶら下がるので、紙面は順序ではなくつながりを見せます。

対象が線ではなく網であるときの正しい道具です。部品の多い仕組み、原因が複数ある問題、すべてが互いに触れる計画。

崩れる場所:時間順のものすべてと、あとで探すものすべて。地図は描くのが速く、半年後に読むのが遅い。意味が配置に宿り、配置は文字ではないからです。

チャート法

比べたいものを列にし、情報が来るたび行を埋めます。答えの形がすでに分かっているときに役立ちます。

比較には最良、探索には最悪の方法です。題材を理解する前に列を決めると、そこに収まらないものを静かに無視することになります。

センテンス法

一行にひとつ、階層も書式もなし。降参のように聞こえますが、速く筋の通らない入力にはたいてい勝ちます。速く飛ぶ話の最中に入れ子にしようとすれば、次の一文を失います。

崩れる場所:そのあと。どれが大事だったかの手がかりのない行の壁が残ります。センテンス法には二度目が要ります。三行に印をつけるだけでも。

ボックス法

関連するものを、間を空けた見える塊にまとめます。段ではなく領域で考える人のためのアウトラインで、あとから塊を動かせる画面と相性がいい。

崩れる場所:長く一続きの題材。ボックスは内容が塊で来ることを前提にします。ひと続きの論であれば、聞く代わりに枠を描くことになります。

ブレインダンプ

学校的な意味での記録法ではありませんが、いちばん必要とされるものです。頭の中にあるものを並べ替えずに全部書き出し、意味づけはあとにします。外から来るものではなく、すでに内にあるもののための方法です。

これについては詳しく書きました。本当につらい一日にそれがどう感じられるかも含めて。

どれを選ぶか

方法は性格ではなく、入ってくるものに合わせます。多くの人には二つ要ります。その場で写す用と、あとで考える用。

場面合う方法
試験のある講義や研修コーネル式
整った発表、文書化された手順アウトライン
部品が多くつながった仕組みマッピング
既知の基準で選択肢を比べるチャート
速く飛ぶ話センテンス
塊で来る仕事の計画ボックス
いっぱいになった自分の頭ブレインダンプ

パソコンでやるなら

上の方法はどれも紙のために考えられており、三つは画面への移行によく耐えます。コーネル式には二列の型が要り、多くのアプリはそれを扱いにくくしています。よくある逃げ道は二つのセルの表です。アウトラインとセンテンスはそのまま移ります。マッピングはたいてい専用の道具が要ります。

画面でやる利点は書くことではなく、二度目のほうにあります。半年後に手がかりの一語を見つけるのは、棚に並んだノートには真似できません。何を使うにせよ、見直しが安く済むものを選んでください。

TaskNote の全文検索が meeting notes を含むノートをすべて見つけている画面

一つの習慣が、ここまでのどれよりも重い。ノートを閉じる前に、一年後にこれを見つけた自分が何を知りたいかを一行書く。十五秒で済み、コーネル式のまとめの帯がしているのはまさにそれです。

よくある質問

いちばん良いノートの取り方は。

そんなものはありません。ひとつの勝者を挙げる記事は何かを売っています。試験の材料にはコーネル式、整った発表にはアウトライン、部品の多い仕組みにはマッピング。入ってくるものに合う方法が、評判の良い方法に勝ちます。

いくつ覚えるべきですか。

二つです。その場で写すためのものと、あとで考えるためのもの。多くはセンテンス法と、コーネル式かアウトラインに落ち着きます。

コーネル式は会議に向きますか。

半分は。型は使えますが、方法は二度目の作業に頼っており、会議はその時間を残しません。それを自分に約束できないなら、普通のノートと印をつけた三行のほうが役に立ちます。

手書きよりデジタルは劣りますか。

よく語られる話より、証拠は割れています。最も知られた研究では手書きの学生が理解を問う設問で好成績を収めましたが、のちの追試ではその結果が再現されませんでした。争いがないのは取り出しのほうです。一年後に探し当てるなら、打ち込まれ検索できる文字が大きく勝ちます。

なぜ自分のノートを誰も、自分さえも読み返さないのか。

ほぼ必ず、型がそれを求めていないからです。長く使える方法にはどれも見直しが組み込まれています。方法を替えるより、それを足すほうが効きます。

出典

上の手書きの話が指しているのは Mueller と Oppenheimer「The Pen Is Mightier Than the Keyboard」(2014).

二〇一九年に Morehead、Dunlosky、Hartwig が行った追試では、この優位は再現されませんでした。だから上の答えでは、決着済みではなく見解が割れていると書いています。

関連

置いておく場所

ノート、ボード、リマインダーがひとつのアプリに。無料で始められ、カードは要りません。

Windows 版をダウンロード

最近の記事

Comments

Public discussion. Submissions are moderated before they appear.

Join the discussion

Your email won't be published. * Required

Loading comments…