TaskNote と Apple Notes:ノートに縛られないために
要点:
Apple Notes は iPhone をもう一台売るための道具でもあります。TaskNote は、何で書いていても考えを守るための道具です。Windows や Android、Linux を使う可能性が少しでもあるなら、この違いが効いてきます。

囲い込みという設計
- Apple Notes は Apple の環境の中でしか動きません。
- 職場の Windows では出来の良くない iCloud のウェブ画面しか使えず、Android に移れば手が届かなくなります。
- 偶然ではありません。ノートが、次も Apple 製品を買う理由になるからです。
TaskNote
- macOS、Windows、Linux、iOS、Android で動きます。
- iPad で書き始めて Windows で書き終える。ノートが付いてくるのは端末の銘柄ではなく、あなたです。
出ていけない問題
いつでも精算はできますが、出ていくことはできません。
- まとめて書き出すボタンはありません。ノートは一件ずつ、PDF として取り出します。
- 千件あれば、Apple Notes からの移行はスクリプトか、何時間もの手作業になります。
- データはあなたのものです。すべてを Markdown か JSON として一度に書き出せます。
- 形式が開かれているため、仮に TaskNote が無くなっていても、2050 年にノートは開きます。
設定ではなく、既定で守る
Apple Notes
- 既定では鍵を Apple が保持します。アカウントを復旧できるようにするためです。
- 高度なデータ保護は用意されていますが、設定の奥にあり、多くの人は有効にしないままです。
TaskNote
- 抜け出すべき通常モードはありません。ウェブ版では常に端末間の暗号化が有効で、鍵がこちらに渡ることはありません。
並べて比べる
| 項目 | Apple Notes | TaskNote |
|---|---|---|
| 対応環境 | Apple のみ、ウェブ版は弱い | Windows、macOS、Linux、モバイル |
| 書き出し | 一括書き出しがなく手間がかかる | 一度の操作で Markdown か JSON |
| 暗号化 | 一般的な方式で、鍵は Apple 側* | 端末間で暗号化、鍵は本人 |
| 形式 | 独自形式 | ただのテキスト |
| Markdown | 限定的で分かりにくい | そのまま使える |
* 高度なデータ保護を自分で有効にしていない場合。
自由を取るか、手軽さを取るか
Apple Notes を使い続けてよい場合:
- Windows も Android も、今後持つことはないと言い切れる。
- データを後から取り出せるかどうかは気にしない。
TaskNote に移るとよい場合:
- iPhone と Windows ノートのように、複数の環境を行き来している。
- いつでもノートを持ち出せると分かっていたい。
- 書式付きの文章より Markdown が好みである。